埼大生・中大生はお好きですか?

「埼玉大学とは?」 こう訊かれたら、皆は何と答えるだろう。周りには娯楽の何一つもない大学。最寄駅でさえ歩いて25分だ。大学の入り口は謎のオブジェがそびえ立つ。世間的には”中堅”大学。 そう、この大学には”色”がないのだ。 「埼玉大学に、もし色をつけるなら‥。」 そんなことに思いを馳せる愉快痛快奇々怪々な埼大生が、今宵も呟きという名の筆を用いて、キャンパスという名のキャンバスに描く‥。そしてこの記事を書いているのは中央大学生である笑

埼玉大学に受かった僕の中高6年間 高校生編 (英語)

    埼玉大学に行きてえ〜と、繰り返し頭の中でつぶやいている愉快な学生のみんな!どうも。みんな大好きかんきちです。

    今日は高校生編ということで、初めは英語の勉強をどのようにやっていったのかをお話します。

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第5章 恐怖政治

    ついに始まった高校生活!家から一番近いという理由で選んだ高校への登校日初日、校長先生の一言で私は衝撃を受けました。「この学校は進学校です。みなさん頑張ってください。」

僕 お母さん、進学校って何?

母 たくさん勉強する学校ってことよ。

オーマイガッテム!なんてこったい。僕はそもそも勉強好きじゃ無かったので、それを知ってショックでした。さらに、教室での担任の先生からの一言、

「この学校はめちゃくちゃ勉強するからね、マジで。」

嗚呼オワタって感じでした。

    そんな感じて始まった高校生活ですが、早速その学校の大変さを実感させられることになります。それは英語の授業です。もともと私は英語が得意ではなく、というかすごい苦手でした。実際の私の当時の英語力レベルは、例えばseries(シリーズ)をセイリーズって読んでたり、somethingとsometimesの意味の区別ができて無かったなどでした。当時の高校1年の頃の担任が英語の教師だったのですが、その先生に英語の授業で、「(その訳は)somethingじゃなくてsometimesだろ、ばか!」って言われた記憶が未だ残っておりまして、この言葉が初めて担任から僕に言われた言葉となりました。

    高校1年のときは、英語の宿題として予習が義務付けられてました。ノートの見開き1ページを使って、左側に教科書のコピーとわからない単語の訳(品詞も調べる)、そして英文にS(主語)V(動詞)O(目的語)C(形容詞)を振る。そして右側には英文の全訳を一段落ずつ空けて書く。こんな感じでした。始めた当初はSVOCもうまく振れず、訳もなんか全然日本語になってなくて、それはそれは苦労しました。これを1年間やってきましたが、総じてこの見開き1ページの予習をすませるのに早くて2時間、基本2時間半、たまに3時間かけていました。とにかく先生に怒られるのが怖くて、抜け目がないように不安要素をなるべく0にすべく頑張ってました。とは言っても所詮英語が苦手な僕なので、これだけ予習しても間違いとかいっぱいあって大変でしたが‥。

    また、毎週月曜日は英単語のテストがありました。毎週50個の英単語を『ターゲット1900』から覚えてきて、試験するというものでした。

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合格点は8割ですが、担任曰く、こんなものは満点とって当たり前。9割は許容範囲だと口酸っぱく仰ってました。まあ、その通りだと思いますが‥。なかなか厳しいなあと心の中で思っておりました。んでもって、僕は先生に怒られたくないので必死で覚えてきてまして、英単語テストは風邪で休んだ日(1回)を除いて全て合格しました。

※この英単語テストは高校3年生になるまで続きます。1500までいったらまた最初から、今度は100単語づつ試験といった具合に何度も何度も反復して覚えていきました。

    また、高校1年生の頃は英文法テストも月一ぐらいの頻度であった(ような気がする)。これは、学校で使っていた英文法書の中の例文や章末問題の文などを用いて穴埋め問題や正誤問題、並び替え問題、書き取り問題、日本語訳などを試験しました。とにかく英文法書にあるあらゆる英文を叩き込みました。当然、先生に怒られたくないので試験は大方パスしたように思います。確か。

    もう、英語関連は恐怖心でやってました。定期テスト関連は、高1前期こそあまりいい点数ではなく、確か50点台そこらだったのですが、高1後期に入ってからはクラスでも上位に入れるようになり、先生もこの僕の点数の伸びように褒めてくれました。とはいっても、当時の僕の英語レベルはまだまだで、高1の夏の河合模試での英語の偏差値は39でした。はっきりいって、河合模試が終わった帰り道、僕は「英語の宿題だけはなんとかこなすけど、もう英語は捨てよう」と心の片隅で思ってました。そう、その帰り道は、僕が将来受かることになる埼玉大学からの帰り道でした。

 

第6章 恐怖政治は続いてく‥

   そんなこんなで高校2年になり、英語の授業体制は少し変わりました。まず、毎週2〜3時間かけてた英語の教科書の予習はなくなり、その代わりに英文法問題集『conquer』を用いる予習に切り替わり、この予習で毎日2〜3時間ほどかけることになります。

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方法は、基本4択問題なので、その答えを導き、その後にそれを選んだ理由と、他の選択肢がなぜ違うのか理由を書くというものでした。高校2年になったとき、担任は変わりましたが、英語の先生は去年と同じでしたから、あいも変わらず怒られるのが怖くて真面目にやりました。試験でもこの『conquer』から出題されるので、答えをパッと出せるレベルまで暗記しました。とはいっても、ただ答えを暗記するのではなくて、なぜその答えになるのかという理由も添えて暗記しました。

    高校2年になってから、英語の授業はライティングとリーディングに別れましたから、先ほどの恐怖の授業はライティングになります。今でもライティングというワードを聞くと、体が少しこわばるのはヒミツ。

    リーディングの方は別の先生で割と優しい感じでしたから、それなりにゆるーくやりました。予習は配られた英文プリントの英訳と、SVOCを振るのと、わからん単語の意味を調べるというものでした。先生は怖くなかったので、割とここら辺の予習はルーズだった記憶があります。そんなに時間もかけませんでした。てかライティングに時間かかりすぎて他に時間を回す余裕なんてなかったけどね。

    この頃から『キクジュク』を用いて英熟語を暗記させて、小テストもたまに行うようになりました。高校2年になって初めて英語には熟語なるものがあることを知りました。

    さらに、月一ぐらいの頻度で英文法の試験もやりました。去年とは違い、『up grade(アップグレード)』という文法問題集からほぼまんまのが出題されました。怒られたくなかったのでちゃんと合格しました。これも同じく答えと、なぜその答えになるのかという理由も合わせて覚えました。

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    高校2年はざっとこんな感じです。英語はまだまだダメで、それでも河合模試で偏差値50台はいくようになりましたが、長文は全然読みこなすことができず、リスニングなんてパッパラパーでしたね。また、センター試験を解いてこいという冬休みの宿題があって、英語の点数は100点台でした。しかし、文法と単語はそれなりに頭に入りました。この頃、英単語『chaos(カオス)』をずっと”チャオズ”と読んでいました。どどん波かよ!って突っ込んでた自分が恥ずかしい‥。

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第7章 センターまでの残り1年 〜英語編〜

    高校3年になり、英語の宿題はもうなくなっと言っていいレベルまで少なくなりました。基本的にはライティングは確か前期は文法問題集を用いた授業、後期はもうセンター形式のの読解問題とか文法問題とかをひたすら解かせて解説を繰り返してました、多分‥。高校3年のライティングの授業の席順はかなり露骨で、模試の英語の成績がいい順番に前から席に座らせるというものでした。僕は常に最前列に位置しておりまして、なんと席は教卓の目の前。だいたいクラス内で3番目ないし4番目の位置でした。当然去年、一昨年に引き続きあいも変わらず怖い先生でしたが、なぜか今年は丸くなり(というか、先生自身が今年の俺は優しいみたいなことを仰ってた)かなり僕の気分は良かったです。

    リーディングでは、読解問題集のコピーを用いてひたすら読解問題をやりました。読解問題を解くことが宿題でしたから、もうSVOCは振らなくていいのですし、全訳を書く必要もありません。ただし、わからん単語や熟語は調べますが。というか、もうここまでくると、さすがにSVOCを振らずとも大方SVOCを頭の中で構築できるようになりますが。

    さらに、リスニングの授業もすこーしやりました。また、リスニングの教材も買わされました。全然やりませんでした。てか、リスニングははっきり言ってこの3年間ほとんどやってませんでした。授業でやるのと模試で受けるリスニングが全てでしたね。また、英熟語が割と全然覚えられてなかったので、自分でそこらへんは補いました。もちろん、学校で配られた教材『キクジュク』しか使ってません。また、『up grade』も気が向いたときにはやってました。

    11月になってからでしょうか。ついにセンター問題集に手を出し始めました。もしかすると、ちょっと始める時期としては遅めかもしれませんが、どうでしょうか。まあ、とにかくこの頃からやり始めたわけです。使ったのは河合の『センター過去問集』と、駿台の『センター試験実践問題集』です。

                 

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学校での手厚いセンター対策指導のおかげでどちらの問題集も8割越えもできるようになってきました。すでにこの頃には英語をいちいち訳してから読むということはせずに、英語を英語として読むことができるようになっており、読むスピードもセンターレベルなら速く読めるようになってました。ちなみにリスニングはほとんどやりませんでした。

    赤本は割とセンターが終わってから解き始めました。さすがに赤本レベルの英語は、第一志望である東北大学と第二志望である埼玉大学のものだけやりましたが、さすがにスラスラとは読めるわけにもいかなかったのが本当のところです。

    

第8章 まとめ 〜英語編〜

    つまりはとにかくSVOCを振ることを心がけることです。そこに英単語や文法、熟語の知識を入れていって、英文解釈をしていくと良いでしょう。あせって多くの分量の英語をバーっと読むより、一つ一つの長文をじっくりと読んでSVOCを振る、わからん単語や熟語は調べる、曖昧な文法は文法書などを参考に何度も調べることが大切です。もともと偏差値39の僕でもなんとか普通レベルくらいにはなりました。英語を武器にしたい人は僕レベルではまだまだでしょうが、人並みに英語ができるようでありたいと願う君には、この方法がオススメですかね。あとは単語をしっかり覚えて、文法もしっかり覚えて文法問題集も1冊はマスター(なぜこの答えになるのかまでパッと出てくるレベル)していき、地道にやってればなんとかなるでしょう。多分。こうして僕がとったセンター英語の成績は以下の通りです。(当然自己採点はしたが、ちゃんと試験結果も事前に請求していたので、公式の成績になります。ちなみに自己採点と実際の結果は少しも間違ってなかったけどね。)

◯英語 160点/200点

◯リスニング 48点/50点

なぜかリスニングがめちゃ良かったのは謎です。はっきり言って、何言ってるかほぼわかりまして、かなり自信があったのですが、この結果を見て驚きました。平均点めちゃ高いんじゃね?と思ってたのですが例年どうりで、ますます謎でしたね。こればかりはもう分かりません。模試とかのおかげかね?とにかくリスニングも、基本は英語を英語で理解するという、長文の方法とおなじです。いちいち頭の中で日本語訳はしません。

 

    こんな感じて満足いただけましたかね?これで大方僕の高校3年間の英語勉強は説明したつもりです。何か参考になれば幸いです。最後に僕が使った(大半は授業で使った)問題集などをまとめておきます。それでは良い夜を‥

 

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基礎英文問題精講 3訂版

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