祖父と母の姉と僕(かんきちの夏休みpart6)

    右見て、左見て、もう一度右を見たら、かんきちです。

    今回も、母方の実家がある新潟からお送りしますよ！実は今週一週間、母方の実家に一人で帰っておるのですが、おじいちゃんと二人でゆっくりとした時間を過ごしています。

    おじいちゃん、先日救急車に運ばれて、とても大変だったのね。少しずつボケ始めて来ているとあらかじめ聞いていたものの、実際過ごしてみて、そんなに違和感はなかったね。

ただ、ゆっくりと茶を、2人で飲む。

    認知症予防には水分補給が大事だということで、よく麦茶を飲ませました。てか、一緒に飲むのですが、本当に‥静か。たまに少し会話して、またお互いにお茶を飲んで‥。

    テレビもあるんですよ？でも、基本は点けないのね。

    このゆったりと時間が過ぎる感じ‥。いいなあと思う。でも、これが一人だったら絶対嫌だなーとは思うのですがねー。

気分よくお出かけ、と思いきや。

    そんな中、今日は僕の母の姉、つまりは祖父の長女と、祖父と、僕の3人でお出かけ。美味しいご飯をいただきに行きましたよ。

    タクシーを呼ぶんだけど、いつも使っているタクシーは、なんか運転手が年寄りばかりだったから、違うタクシー会社から予約。期待通り、若い人が来たんだわ。

    しかし、この運転手がすごかったね。助手席に座った母の姉さん(以降”叔母さん”と呼ぶ)が、「今日は暑いですねー」というと、「もうこの世の中変ですよー！」と割とでかい声で言う。てっきり、地球温暖化の話をするのかと思いきや、なんとその内容は、最近話題の「山尾志桜里議員の不倫がどうたら‥」とか、「政治家はお金いっぱいもらってるからこうたら‥」とか、「もうこの世の中終わりだのなんだの‥」とか、「この前反対車線走ってる人を注意したら逆ギレされて、もう知ったこっちゃねーよ」みたいな話とか、「みんな自分がかわいいんだ、自己中ですよ！自己中！」とか、なんか、すごかったです‥。

    「相当なんか溜まってるんだろーなー、」と思った。実際、山尾議員が本当に不倫したのかどうかは、まあ、所詮マスコミが言ってることだから、どこまで真実なのかは知らないけど。とにかく、あのタクシー運転手みたいな不平不満、持ってる人もいるのだろうなー。「政治はもう終わりだ、信頼できん！この国はおしまい！みんな自分がかわいいんだ！」みたいな。

    しかし、どうだろうか。僕は、不平不満があるならば、その動機がポジティブなもの(怒りとか憎しみとかではなく、この世の中を良くしたいとか、人を幸せにしたいとか)である限りにおいては、やはり自分がなんとかしようという思いを持つべきではないか？と思う。

    若者の政治離れはかなり前から言われて来ているが、今の世の中、特に若者は無関心・無感情・無関心・無責任だ。この国の舵取りは、なにも政治家さんだけに委ねられているわけではない。この世の中の文化、世論は我々国民によって作り上げられるものだ。だからこそ、この世の中を良くしていくのは、当然国民に委ねられるところもあろう。

    政治家のせいでこの国はおしまいだ！というのが、あのタクシー運転手の言わんとしていることであろうが、そのような自己責任論はどうだろうかと考える。責任転嫁が過ぎないか？不倫が横行するこの文化があるのは、そのような文化を是正できなかった我々に責任があると考えるべきだ。

    このような”当事者性”ゆえの責任感を持たないからこそ、無感情、無気力、無関心、無責任と言われる昨今の世の中なのではないかと考える。明らかにこの世の中は問題だらけだ。児童虐待、いじめ、殺人など、事故事件の報道は日常茶飯事。そんなことは誰でも知っている。

    だからこそ、政治にも無関心なのだろう。なぜなのか？結局、周りの問題は周りの問題という自己責任論、そして、自分がかわいいがゆえに、自分に害がない限りにおいては「今の世の中満足！」と言っては政治に関心を持たないし、この世の中を良くしたいという思いも、持ちづらいのかもしれない。

    すまない、話が逸れすぎたね。

うまかったああああああーー！

    何はともあれ、ご飯はすごくうまかっちゃん！お刺身うまうまー！やっぱり、海がある県は違うねえええ！埼玉は海なし県ですからな。

     ちなみに、祖父は昔海釣りしてたから、魚をさばけるし、刺身食って何の魚が分かるんだと。海なし県民からしたら、マグロとエビとカニ以外、分からんかったわー(笑)